メニュー

外科

怪我や熱傷など、外傷に関する治療も当院にてお受けいただけます。傷口を縫い合わせる治療(縫合治療)を必要とされるような怪我にも広く対応いたしておりますので、まずはご来院前にお電話にてご連絡ください。症状や怪我の程度などを事前に詳しくお伝えいただくことで、比較的スムーズに治療をお受けいただけます。

TEL:048-583-7777

代表的な症状例

・すり傷 ・切り傷 ・やけど(熱傷)  など

やけど(熱傷)について

やけどは日常生活の中でも特に多い外傷です。例えば、料理中に誤って火や熱湯、鍋などに触れてしまったり、暖房器具やアイロンによる事故なども年齢問わず起こります。特に小さなお子さんたちによる事故は大変多いため注意が必要です。その他、特殊な化学薬品によって皮膚がただれてやけどのような症状が起きるなど、外傷の範囲や程度によっても必要となる処置が異なるためご注意ください。

やけどはその範囲や深さに応じた適切な治療が必要となります

やけどはその程度によって以下のようにレベル分けされます。

Ⅰ度 皮膚の表皮のみが損傷した状態
・皮膚の表面が赤くヒリヒリするが、水ぶくれはできていない状態
・数日で自然に治癒し、傷跡が残りにくいのが特徴
Ⅱ度 水ぶくれができ、強い痛みが続く状態
・皮膚の真皮層まで損傷が起きるが数週間程度で治癒する
・比較的傷跡も残りにくいが、色素沈着が起きることがある
・強い紫外線に長時間皮膚がさらされた場合にも同様の状態になるため注意が必要
Ⅲ度 皮膚が黒く焦げたたり白っぽくなったりするが、痛みはそれほど感じない状態
・皮下組織からさらに深い部分にまで損傷が起きる
・Ⅲ度熱傷は、特に低温やけどにも多くみられるため注意が必要
・冬場の湯たんぽやカイロなどを長時間同じ箇所に当て続けるなど、皮膚が薄い乳幼児やご高齢者、末梢神経の知覚障害を持つ糖尿病患者さんなどに多く起こりやすい
・皮膚がただれて剥がれ落ちるなど損傷が大きい一方で、知覚を感じる機能が深刻なダメージを受けることでご本人としては痛みを感じにくいのが特徴的
・Ⅲ度熱傷は治癒した後も痕がくっきりと残る
Ⅳ度 Ⅳ度以上の重症のやけどは、近隣の高次医療機関での専門性の高い治療が必要となります
また、全身やけどなどやけどの範囲が広範囲にわたる場合には、命に直接的に関わる重篤な事態に陥るため救命救急センターなどでの治療が必要となります。

熱傷レベルが高くなるほどダメージは皮膚の奥深い部分にまで到達してしまうため、その後の生活にも影響を与える可能性が高まります。また、体表面積のうち何%がやけどを負っているのかを正しく算出する必要があり、損傷が広範囲にわたるほど重症度が増します。やけどは事故が起きた後、実際に治療をお受けいただくまでの時間が長くなるほどに痕が残りやすくなる危険があるため、迅速かつ適切なケアが求められます。

実際にご来院されるまでに患者さん側でできること

怪我ややけどが発生した際には、まずはご来院前にお電話にて詳しい状況や損傷の程度などご相談ください。緊急度に応じてスタッフが適切に対応させていただきます。

やけど

  • Ⅰ~Ⅱ度程度の熱傷については、すぐに患部を清潔な冷水で冷やし続けることが重要となります。水道を流しっぱなしにするなど、患部の熱をできるだけすばやく取り切ることが大切です。衣服を脱がしにくい場合には、服の上から患部を冷水で冷やし続けてください。
  • 皮膚にただれや水ぶくれがみられる場合には、患部に清潔なガーゼや布を当てた状態でご来院ください。

すり傷や切り傷などの怪我

  • 砂や土、汚れなどの付着がひどい場合にはまずは水道水できれいに洗い流し、傷口を清潔なガーゼや布などで覆ってご来院ください。
  • 出血がある場合には、傷口近くをしっかりと指や手で押さえ、厚手のガーゼや清潔なタオルなどで圧迫するなど応急的な止血を試みてください。

※指や腕の根元などをひもできつく縛るなどといった行為は、逆に血流を阻害する原因となり危険ですのでおやめください。

冬場に注意したい低温やけど

特に冬場は湯たんぽなど暖房器具の使用が増えるため、低温やけどをされる方が後を絶ちません。低温やけどは通常の熱傷とは異なり、じわじわと時間をかけて皮膚の深部にダメ―ジを与えます。そのため、ご本人も気づかぬうちに重症化しているケースが多くみられます。細菌感染や治癒後も皮膚がひきつりやすいなどといった後遺症が残りやすいことも低温やけどの特徴となりますので、特に皮膚の薄い乳幼児やご高齢の方のご使用にあたっては注意が必要です。

怪我ややけどの痕など、気になる場合は近隣の形成外科へのご紹介も随時行っております

怪我の程度が大きい場合やケロイド体質の方など、治癒後の傷痕の皮膚が盛り上がりが目立ちやすくなられる患者さんも実際の診療現場では多く見受けられます。傷痕が気になる場合には、近隣の形成外科へのご紹介も随時行っておりますのでどうぞ医師までご相談ください。

 

まずは落ち着いて適切な処置を―

当院の近隣には幼稚園や保育園なども多く、急な怪我ややけどに見舞われて慌ててお越しになられるお子さんたちも多いです。特に乳幼児の怪我は心配なことも多いと思いますが、落ち着いて正しい応急処置を施して当院までご連絡ください。服の上から熱湯を被った場合には、無理に衣服を脱がそうとすると皮膚も同時に擦れて剝がれ落ちてしまうことがあります。その場合には無理をせず、服の上から冷水をかけ続けるなどまずは熱を取ることを第一優先として冷静な対処を心がけてみてください。その他にも部活などスポーツによる怪我などにも広く対応いたしておりますので、まずは当院までお電話でご連絡のうえお越しください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME